WAREHOUSE lot. S1003XX -LTD[LIMITED EDITION]

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「繊維産業が生産する生地は、銃や船と同様に、この大戦の勝利に不可欠なものである」第二次世界大戦における、アメリカ海軍(US NAVY)クォーターマスター(QM:補給部)少将の言葉である。彼らは、当時世界最大の繊維製品の買い手であった。

戦時生産委員会の指示により、工場が民生用をほぼ全面的にQMに引き渡すという事態が起こっていた。

工場側にとっては、生産設備を民生用から戦時用に転換する際、途方もない困難があった。ヘリンボーンやサンフォライズドドリルなど、軍用生地への転換に加え、通常よりも幅の広い織機を使用する方法を検討し、利用可能な生産者の数を増やす必要があった。

このような状況のなかで、物資の不足のうえに簡素化を強いられた衣料品メーカーは多大な影響を受けた。

「第二次世界大戦はデニムに何をしたのか?」当時の状況を知れば推し量ることができる。

「WPA」の労働雇用プロジェクトは、軍需の拡大にともない1943年に消滅したが、余剰在庫となった生地や資材は、当時貴重な民生品に転用されたに違いない。

なぜなら、デニムの織機でさえ、軍用生地のために変更が強いられた時代である。大戦時に、様々な生地が使用されたポケットスレキの代用には、このような残布使用が推奨されたのだろう。